インプラント

インプラント

インプラントとは?

インプラント治療

デンタルインプラントとは、歯が欠損した部位にあごの骨の中にチタンでできた人工の根を埋め込みます。
その上に土台を作り、歯となる部分をかぶせる治療法のことです。

通常、体内に異物が入ると拒否反応を起こしますが、チタンでできたインプラントは非常に生体親和性がよく、拒否反応を起こしにくい材質です。
医科の領域でも人工関節や心臓弁などに使用されており、生体親和性に関する安全性は十分に確立されています。

また、当院では、インプラントの埋入前に、必ずCT撮影による診査を行い、三次元画像により埋入部位の解剖学的診査を行います。
(下図の症例では、手術前のCT検査により、インプラントを埋入するための骨が足りないことが分かったため、人工骨を補填してインプラントを埋入することになりました。)

インプラント 埋め込み前 インプラント 埋め込み後

みなさんも目にしたことのあるパノラマX線写真(下図)のみでは、絶対に正確な診査・診断はできません。

パノラマX線写真

インプラントが骨にしっかりと結合する割合は、現在ではおよそ40~70%前後といわれています。
残念ながら100%には達していません。

当院では、インプラント表面の酸化したチタンを新鮮な状態に戻し、骨との結合率を限りなく100%に近付けることにできる、「光機能化」という技術を取り入れています。
今日現在(2013年12月)、愛媛県でこの技術を導入している歯科医院は当院のみです。
「光機能化」に関する詳しい情報は、こちらのページをご覧ください。

つまり、入念な診断に基づく、確かな技術、そして世界最先端の「光機能化」技術の導入に加え、患者さんご自身による毎日のお手入れと継続的なメインテナンスにより、現在のインプラント成功率は限りなく100%に近づけることが可能になります。

インプラントのメリット・デメリットについて

テレビや雑誌からの情報も多く、いいイメージをもっている方は少ないかもしれませんね。
みなさんは、「インプラント」のメリット・デメリットを正しく知っていますか?

歯を失ってしまった場合に、みなさんは以下のどの治療を選ばれますか?
一般的に、治療は以下の3通り(特殊な場合を除き)あります。

ブリッジ 入れ歯 インプラント

それぞれの治療に、メリット・デメリットがありますので、悩まれる方は多いと思います。
みなさんにとって快適な治療とは、「違和感なく、しっかり咬める」ということでしょう。
しかし、そのために失った歯の両サイドの歯に大きな負担をかけてしまっては、また近い将来、その隣の歯を失うリスクが非常に高くなってしまいます。
インプラントのメリット・デメリットがよく分かるように、他の治療と比較してみましょう。

ブリッジ

ブリッジ

ブリッジは失った歯の両サイドの歯を削り連結された冠を装着する治療です。

メリット
  1. 違和感が少ない
  2. ある程度しっかり咬める
  3. 保険範囲内でも治療が可能ことが多い
デメリット
  1. 最低2本の歯(なくなった部分の前後)を削らなければならない
  2. 削った歯に噛み合わせの負担が著しく増える
  3. お手入れが難しい

入れ歯

入れ歯

入れ歯は部分入れ歯と総入れ歯があります。

メリット
  1. 治療期間が短いことが多い
  2. 保険範囲内で治療できることが多い
  3. お手入れがしやすい
デメリット
  1. 歯ぐきで噛み合わせの力を負担するので違和感が大きい
  2. しっかり咬むのは難しい
  3. 残っている歯に負担がかかる(部分入れ歯の場合)
  4. 見た目が悪い
  5. 破損しやすい

インプラント

インプラント

インプラントは、ブリッジや入れ歯と違い、自分の歯と間違ってしまいそうな程の自然な感じがあります。

メリット
  1. しっかり咬むことができる
  2. 他の歯に噛み合わせの負担がかからない
  3. 天然の歯と同じようにお手入れをすることができる
  4. 見た目がきれい
  5. 違和感がない
デメリット
  1. 治療期間が長い
  2. 費用がかかる
  3. 観血的処置が必要

いかがでしょうか?
「ブリッジ」や「入れ歯」の治療でデメリットとされている内容が、「インプラント」ではメリットとなることが分かりますね。
まさに、「インプラント」は患者さんが一番望んでいる、天然の歯に近づける治療なのです。

インプラント治療の流れと期間(一般的な流れと期間を記載しています)

[step 1] 検査・診断

当院では、通常の問診に加え、診断のために以下の資料をお取りしています。

  • CT撮影
  • その他のレントゲン撮影
  • 歯の型採り
  • お口のカラー写真

これらの資料を基に診断を行い、ここでインプラント治療が不可と判定されれば、残念ながら [step 2] に進むことはありません。

[step 2] 1次手術

あごの骨の中にインプラント(歯の根の代わりとなるチタン金属)を入れる手術です。
骨に問題がなければ検査・診断のあと、すぐに行うことができます。
歯を抜歯した場合は、基本的に3ヶ月以上待ってから1次手術を行います。

[step 3] 2次手術
インプラント - 2次手術

1次手術で入れたインプラントは歯ぐきの中に埋まっているため、これを外に露出させる手術です。
基本的に1次手術から3ヶ月後に行います。

[step 4] 最終的な土台と「かぶせもの」の型採り
インプラント - 土台と「かぶせもの」の型採り

2次手術から2週間から1ヶ月ほど歯ぐきの治癒を待って、問題がなければ型を採ります。
これはインプラントが1~2本の場合で、本数が多くなる場合は一度仮歯をつくって、噛み合わせをチェックしてから、型採りを行うことになります。

[step 5] 最終的な土台と「かぶせもの」の装着
インプラント - 土台と「かぶせもの」の装着1 インプラント - 土台と「かぶせもの」の装着2

型採りから1~2週間ほどで土台と冠を装着します。

[step 6] メインテナンス

土台と「かぶせもの」を装着後、お手入れの練習をしていただき、定期検診へと移行します。

インプラント治療後の定期検診は必須です。
定期検診を受けていない方で、なんらかのトラブルが発生しても当院では責任を負えません。
基本的に3か月に1回程度の検診は必須です。
お口の中がさっぱりする、気持ちの良いメインテナンスを楽しみにいらしてください。

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